引き続きシネマヴェーラ渋谷で開催されています、ジャン・グレミヨン、ジャック・ベッケルの両フレンチ監督特集に出かけまして、本日はジャック・ベッケルの二作品、『幸福の設計』(46) と『七月のランデヴー』(49) を観賞。
当時のパリが、これでもかと詰まりまくった両作品です。
当時のパリが、これでもかと詰まりまくった両作品です。
『幸福の設計』
パリで財布を落とすと云うことは、これはもう日本じゃないからね、二度と出会えない、そこに入れ込んでた幸せが全て逃げていく、現実はそう云う事なんだろけど、そこは映画だからね、もうなんという偶然が財布が手元に。
しかし、そこはまた映画だから、幸福までのさらなる二転三転、、、疲れちまった。
しかし、それは僕にとって、とても幸せな疲れなのでありました。
『七月のランデヴー』
当時のパリの、熱すぎるJAZZシーンに、こんがりと焼き上がった羊のもも肉。
この濃厚な、ほとばしる肉汁よ、青春よ。
この青春と云う一刹那、そこを舞台に何をかなさん。
あー、この作品は本当に素晴らしい。
数多の‘’青春‘’映画の中にあって、その輝きは永遠に色あせることはないのである。