今日のやばい暑さ。
渋谷の谷底のさらなる熱気予想と、若干の体調不良に、またまたシネマヴェーラでのルビッチ特集は断念。
先週に続き近場の国立映画アーカイブで、引き続き開催されています返還映画特集のうち、昭和19年の松竹作品『野戦軍楽隊』(44) を観賞です。
渋谷の谷底のさらなる熱気予想と、若干の体調不良に、またまたシネマヴェーラでのルビッチ特集は断念。
先週に続き近場の国立映画アーカイブで、引き続き開催されています返還映画特集のうち、昭和19年の松竹作品『野戦軍楽隊』(44) を観賞です。
中国戦線の駐屯軍内に軍楽隊を作ろう。
戦地へ赴く部隊の士気高揚のために、当地の中国国民との融和のために、、、
音楽経験者の上官の下に、当地の各部隊から音楽の経験者、未経験者が集められ、武器を楽器に持ち替えての‘’訓練‘’が始まる。
軍隊的厳しき指導の中に、人情、ユーモアを交えることは映画的お約束。
そして、紆余曲折の末に‘’実践‘’を迎える。
明日ともしれぬ命に捧げられるアンサンブルを聴け。
本来の所属部隊を前にした、佐野周二奏でるクラリネットの独奏に耳を傾けよ。
今作品の制作者、当時のわが国情報局の意図を補って余りあるその旋律は、僕の心をとてつもなく震わす。
音楽というものは不思議なものである。
そして、監督マキノ正博(雅弘)はスクリーンの登場人物達の手前に、城壁のアーチ門などもう一つのフィルターを頻繁に用いる。
結果、80年も前の、もちろん産まれる前のことながら、何か古いアルバムをのぞくような、そんな哀愁を僕の心に与えるのである。
途中フィルムの欠落ありとのことだったが、いやー、素晴らしかった。
と、今日のこの作品で今特集は終了。館内満席近くでした。
惜しむらくは、幸田露伴の小説を原作にした『五重塔』(44) が観れなかったこと。
また、いつかお願いいたしやす。
