店主は気まま、客は我がまま。そんな気楽な銀座のBAR。でも、それでいいんじゃないの?

ルビッチ特集

僕の記憶が確かなら、シネマヴェーラ渋谷でのルビッチ特集は今回が三回目ではなかろうか。
今特集では、特にドイツ、サイレント時代の大作が目白押しなんで、楽しみにしてたのに、スケジュールやら僕の体調やらで、、、

と、遅ればせながらの本日は、ハリウッド時代の作品『生活の設計』(33) を観賞です。

いやー、もう何もグダグダ云うことはありませぬ。
男二人に女一人と云う永遠の方程式が、トリュフォーのあの傑作よりも遥か以前に、上質な喜劇として示されており。

あー、ちょっとした小道具達よ、洒落た言葉の数々よ。

結局は、ルビッチなのである。
久しぶりに観ようが観まいが、それはルビッチなのである。

シルクの如き洗練された柔らかな肌触り、つまりは古くから言い表されたルビッチ・タッチ、この一言に尽きるのである。