昨日から神保町シアターて始まりました、生誕百年、俳優・佐田啓二特集。うち、本日は昭和35年松竹作品『四万人の目撃者』(60] を観賞です。
生誕百年とは云え、佐田啓二は37歳の若さで亡くなったらしい。
いい男なんだろうが、僕のなかでは、今特集でも多々ある岡田茉莉子とのコンビ、例えば中村登の『集金旅行』(57] やら、小津の『秋刀魚の味』(62) における、今一冴えない三枚目のイメージが。
と、今作における実直な検事役はどうだろう。事件解決のキーとなる岡田茉莉子への執拗な追い込み。あー、大味だなー。そもそも映画そのものがつまんないところ、伊藤雄之助よ、救世主。
稀代の脇役、伊藤雄之助を得た佐田啓二の輝き、そして僕の喜び。映画はなんとなく、いつも円満に終わるものなのである。
