店主は気まま、客は我がまま。そんな気楽な銀座のBAR。でも、それでいいんじゃないの?

成瀬巳喜男『稲妻』

ユーロスペースでブレッソン特集、昔から観たかった『スリ』やんのかー。数年前だったら確実にこっち選んでたんだけど、やはり成瀬巳喜男は観とかんといかん。

と、本日も引き続き神保町シアターで開催されています、二人の女性脚本家特集に出かけまして、昭和27年の大映作品『稲妻』(52) を観賞です。

物理的な家屋の密接感と相まった下町の賑やかさは、裏を返せばがんじがらめのシガラミともなり。

娘高峰秀子は家を出て、適度な距離感、山手の一室に落ち着くも、シガラミ達を産み続けた母浦部粂子が突如の訪問、稲妻の如き短くも激しい諍い、それでも血を分けた親子ならではの胸の空くような結末。

この最後の一連の流れは、つまりは、成瀬によるこのショットの連なりは、あー、僕の目頭を、熱く熱くさせずにはおかないのである。

ありがとう成瀬巳喜男。
『スリ』もそのうち観れるだろう。