店主は気まま、客は我がまま。そんな気楽な銀座のBAR。でも、それでいいんじゃないの?

ギィ・ジル『オー・パン・クペ』

二週連続のイメージフォーラム、本日もギィ・ジル監督の特集に出かけまして、もう一つの作品『オー・パン・クペ』(67) を観賞です。

二人の最後の逢引となった、想い出のカフェ、オー・パン・クペ。
そこを皮切りに想い出は、さらなる過去を、現在を、詩の、映像の、溢れんばかりの奔流となり、我々を呑み込む。

一つ所にとどまれない、悲しき男の性と、母の如き慈しみにも似た、女の愛と云う方程式は、恋の永遠性を否定し、ただ想い出のみを残すばかりである。