遅ればせながら、シネマヴェーラ渋谷で開催されています、ロバート・ミッチャム特集に出かけまして、本日はドン・シーゲル監督作品『仮面の報酬』(49) を観賞です。
その昔、今はなき新橋文化劇場で、今特集にもある『狩人の夜』でのロバート・ミッチャムを観たときは、そのスリーピング・アイに漂う狂気に寒々としたものだが、一転、この晴れやかさはどうだ。
気候も人も、何もかもが陽気なメキシコの地と、それを余すことなく活かした演出が(実際の撮影地は知らんが)、大金絡みの追跡、捕物劇でありながら、今作になんら悲壮感を与えず、ミッチャムの目も心持ち開き気味、終始柔和な輝きに満ち。
どこをどうのと、あーだこーだと、特段語ることもなし。
ミッチャムに寄り添う如く、若干のスリルと溢れるユーモアと、ただただ多幸感に身を委ねればいいのである。
