店主は気まま、客は我がまま。そんな気楽な銀座のBAR。でも、それでいいんじゃないの?

ウッディ・アレン『マンハッタン』

午前10時の映画祭、夜型人間には縁なきもの。
と思いきや、夕方の上映が。

本日は東宝シネマズシャンテで、ウッディ・アレン監督の『マンハッタン』(79) を観賞です。
自称、ポップコーン撲滅会の会長としては、東宝の映画館には近寄らないことにしてるんですが、昔から観たかったやつだし、まあいいか。

フルオケ、ブラック&ホワイト。30、40年代のオールドハリウッドが蘇ったような、いや、それでいて、台詞、風俗等、それらは70、80年代そのものなのである。

ニューヨークのマンハッタン、そのビル群は摩天楼に例えられ、其の実、蜃気楼そのものであり、そこを根城にする人々も、何かあるようでないものを、あたかもあるものの如く振る舞い、それは虚構の中を生きるが如くである。

数々のガーシュインの名曲をバックにした古き良きマンハッタンと、現在のどこか忙しいマンハッタンとの絶え間ない交錯。

そして、名曲のひとつ、『バット・ノット・フォー・ミー』が現在を包み込むラストシーンにおいて、虚構を生きるオトナは、愛する人を信じることの大切さを、はるか年下の少女から諭されるのである。