シネマヴェーラ渋谷で始まりましたアンソニー・マン特集に出かけまして、監督作『ウィンチェスター銃’73』(50) を観賞です。
西部の荒野を行く馬が運ぶのは、復讐に燃える男の、その情念なのであり、その復讐劇に彩りを与えるのは、数千に一丁程度という名銃なのである。
宿敵に出会っては逃し、名銃もまた、度々脇をすり抜け。これ映画のお約束。
そして、クライマックスもまた、岩場での一対一の銃撃戦。ラオール・ウォルシュ『ハイ・シエラ』で観たような、他でもいろいろ観たような。
これら全てのお約束を辿れば、孤高の銃は、いずれ孤高の男のところにたどり着く、この方程式は自ずと導かれるものなのである。
