本日は早稲田松竹で、西ドイツ時代のジャン=マリー・ストローブとダニエル・ユレイ共同監督作を初体験。
共作での初短編『マホルカ=ムフ』(62)、第二作『妥協せざる人々』(64〜65)、そして何やら最高傑作らしい『アンナ・マグダレーナ・バッハの日記』(67〜68) の三本上映です。
前半のニ作品の原作が、ハインリヒ・ベルというので、ちと観てみたいなーと出かけたのですが、最近の胃痛による栄養不足とか、あまりの暑さとか色々が重なったのか、何故か頭痛とひどい眠気が。
あーあ、なんかそそられるカットの連続のような、それなのに、目が閉じていく。残念な初体験。
そして、一旦休憩の後に気を取り直してのバッハです。
教会と王室のための音楽芸術である以上、当時のその世界観を細部にまで突き詰めるには、こうならざるをえない、当然とは云え、しかしなんという美しさであろう。
映像が、写真のその先の、絵画にへとさかのぼり、しかし、それは歌い奏で、当時の音楽家の姿を、静止画でしか見たことないそれを、生き生きと映し出してくれるのである。
そして、その視線が彼の妻であればこそ、なにやら秘密を覗き込むような、そんな楽しさをも与えてくれる。
終始差し込む、暖かな朧な光の影で、バッハも決して順風満帆の音楽家人生ではなかったようである。
僕の残り少なった人生もどうなるやら。体調よ、戻っておくれ。
