店主は気まま、客は我がまま。そんな気楽な銀座のBAR。でも、それでいいんじゃないの?

『都会のアリス』と『ニノチカ』

またまた、はしごです。

渋谷のBunkamuraで一昨日から、初期から代表作まで十作品を集めたヴィム・ヴェンダース監督の特集が始まりまして、本日は最初期のロードムービー『都会のアリス』(73) を観賞です。まだ、西ドイツ時代ですね。

ご多分に漏れず、今特集にも組み込まれています代表作『ベルリン・天使の詩』(87) とか『パリ、テキサス』(84) を以前観てまして(早稲田松竹二本立て。無茶混み)。
それより、大分前の作品ですから、どんなもんかな? と興味本位程度だったのですが、ゴメンナサイ、完璧です。
久々に、こんな何でもないストーリーが、監督の目を通した映像と云うフィルターで切り取られると、こんなに素晴らしいモノになるのかと。

白黒16mmフィルムのレストアですが、本来のフィルムであったらもっと良かったのではと思うのですが、そんな望みはもう必要以上の云々、ホントに完璧な素晴らしさです。劇中、シャッターを切るシーンが何度となくあるのですが、この映画の一場面一場面が、素敵な写真そのものなのです。

と、前後しましたが、その前に、近くのシネマヴェーラ渋谷で引き続き開催せれています、ガルボ、ディートリッヒ、バーグマン、モンローの四大女優特集のうち、本日はグレタ・ガルボ主演のハリウッド映画『ニノチカ』(39) を観賞です。
これはね、ズッーと観たかったんですよ。なぜなら、監督がエルンスト・ルビッチだから。

同館で二度ほどルビッチ特集やりまして、上質な恋愛劇等の数々にはまりまして、ちょこちょこ追いかけてるんですが、それでもまだ観たの半分ぐらいかな。
漸く一本追加、しかも、脚本がビリー・ワイルダーという師弟黄金コンビもの。

ガルボ綺麗だね。そして面白いねー。
いや、この面白さはスバ抜けています。知的な知的な郡を抜けた面白さ。さすがルビッチ、いや、脚本のワイルダーをやはりあげねばならぬ。
観てたら、後にワイルダーが監督となって撮った作品『アパートの鍵貸します』や『お熱いのがお好き?』あたりを彷彿とさせる場面にも出くわし。

いやー、満足。そしてヴィム・ヴェンダース作品も観れて、満足極まりない一日でありました。