店主は気まま、客は我がまま。そんな気楽な銀座のBAR。でも、それでいいんじゃないの?

またまたソビエト映画特集

久しぶりの二連休、二日目。引き続きシネマヴェーラ渋谷で開催されていますソビエト映画特集に出掛けまして、本日は『青い青い海』(35) と『私はモスクワを歩く』(63) を観賞です。

『青い青い海』

どこまでも雄大で、時には厳しく、時には穏やかに優しく。
そんな海に包まれた島の共同体で繰り広げられる恋愛物語。

『そんな馬鹿な、マーシェンカ!』ってタイトルをつけたいぐらいの、突拍子もない展開はとりあえず置いといて。
どこまでもしみじみと良い作品でした。

『私はモスクワを歩く』

もうね、特に感想はありません。
観賞後、というか冒頭からこんなに素晴らしい、幸せな気分になった映画ってのは、ほんと何時以来でしょうか。

これは、今特集では、エイゼンシュテインの『戦艦ポチョムキン』と同じぐらいの熱量で、前から観たかったものなのです。
監督は、あの最も幸せこの上ないSF映画『不思議惑星キン・ザ・ザ』のゲオルギー・ダネリヤ。ジョージア出身の彼の初期作品なのです。

同館の過去ソビエト映画特集で何度か上映されていたのですが、スケジュール合わず、ようやくの観賞となりました。

内容はあえて申しますまい。
というか、申すほどのストーリーはこれっぱかしもないのです。
なのになんなんだろ、この満ち足りた幸せこの上ない気持ちは。

いやー、繰り返しますが、ほんと観れて良かった。
そして、皆さん、現代における相対性比較論の中での落伍者の僕ではありますが、もし、幸せってなんなんだろ、なんて疑問に対して、若干の意見を述べることを許していただけますなら、とりあえずは、ダネリヤ監督の『私はモスクワを歩く』を観てね、と。