引き続き国立映画アーカイブで開催せれています、ポーランドの巨匠アンジェイ・ワイダ特集に出掛けまして、本日は指揮者を巡るあれこれ、『ザ・コンダクター』(80) を観賞です。
旧ソ連に顕著だが、映画からにじみ出る、と云うか、あからさまなプロパガンダ臭。
まあ、西側でも第二次世界大戦辺りにはそんな映画がぼこぼこ作られ。
でも、真の芸術ってのはそんなものを超越し、我々に真の喜びを与えてくれる。
と、この作品は“逆“プロパガンダ映画とでも云おうか、芸術を、そんないろんなシガラミから解放し、至高のものへと還元。
リンゴの実をも奪われたアダムへの強烈な一言。“芸術“を辞めちまえ。
自由に溢れたオープニングとは対照的な、あまりにも痛いラストに、勘違いした芸術家は、国家は、ただおののくしかない。
前作同様、アンジェイ・ワイダの光のとらえ具合は本当に心地よいのである。
今回もスケジュール合わず、いつかは『灰とダイヤモンド』を観なければ。
