本日は早稲田松竹で、タルコフスキーの『アンドレイ・ルブリョフ』(67、ソ連) を観賞。以前同館で観た、先輩エイゼンシュテインの『イワン雷帝』に勝るとも劣らぬ素晴らしさ。あー、ぐったり、、、
宗教は、才ある人の霊感を呼び覚まし、詩を紡がせ、絵を描かせ、音楽を奏でさせる。
それらを合せたものが総合芸術と呼ばれるものならば、それはタルコフスキーなのである。
そして、そこでは、燃え盛る炎も、川の流れも、炭と化した木片も、原始的な人間の戦い、狂乱といった衝動も、すべてが芸術に昇華されるのである。
夥しき死体に埋め尽くされた、廃墟と化した教会の、僅かに残った宗教画を背景に、天から雪が降ってくる、、、
あー、この美しさ。
映画には、物語も解説もいらないのである。
ただ、美しさの連なりがあれば、それでよいのである。
