イヤー、凄かった。ほんともうビックリ。清順ノワールの世界。
いや、日本だけに限らず、ヨーロッパ、ハリウッド含めて古今東西フィルムノワール選手権、そんなものがあるならば、NO.1に挙げてもいいんではなかろうか。
引き続き神保町シアターで開催されています「孤高の美学 ニッポン・ハードボイルド映画の世界」特集に出掛けまして、本日は昭和42年の日活映画、鈴木清順監督の『殺しの烙印』(67) を観賞です。
若き宍戸錠、真理アンヌなどが出演。
『殺し屋のブルース』って曲にのせて、殺し屋の車に乗り込む、これまた殺し屋の宍戸錠。そこから物語はスタート。
このブルース曲には台詞があり、
「女を抱いてきたのかい?」
「あたぼーよ」
「湯タンポでも抱いてな」
あー、なんか嫌な予感。ダサダサだね。
と、これがですね、見事に裏切られまして、もうね、僕の筆には余りますね、この素晴らしさをどう表現したらよいのか?
白黒のノワールの完璧な表現。カットの全て全てが、計算され洗練され乾いててお洒落。
マティスの切り絵ジャズシリーズとか、クレーのあの絵画、一見なんのことか分かんないようでありながら、計算され尽くし配置されたそれらを白黒で表現した感じ(どんな感じだよ)。
やはり上手く伝えられませぬ。兎に角観てみて下さい。バーン!
(映画の前に三省堂八階で催されている映画のポスター、パンフレット展を覗いたんですが、なんと、感動して震えたしまった、エイゼンシュテイン監督の『イワン雷帝』のポスターがあるではないですか。えっ、55000円、、、隣のベルイマンの『第七の封印』44000円。あーあ)
