国立映画アーカイブで開催されていますサイレント映画特集に出かけまして、最終日の本日、ドイツ映画『除夜の悲劇』(24) を観賞です。
除夜に起きるある家族の悲劇は、それを取り巻くあらゆる階層のどんちゃん騒ぎ、そのリフレインの挿入で、いやが上にも劇的効果を増し。
台詞は一切無し。俳優の目と鏡、光と影のコントラスト、なにより修復されたものでありながら、暖炉のあかりのような赤茶けた画質が、我々を引き込んでいく。
サイレント映画とはノスタルジーなのである。
あらゆるものが進化しようと、ふと求めてしまう自らの幻影、ときとして心落ちつかせる、慈しむべきものなのである。
