店主は気まま、客は我がまま。そんな気楽な銀座のBAR。でも、それでいいんじゃないの?

『セリーヌとジュリーは舟でゆく』

一昨日からヒューマントラストシネマ渋谷で、三人の監督によるフランス映画特集が始まりまして、本日は、三週間にわたるジャック・リヴェット映画祭、五作品のうち『セリーヌとジュリーは舟でゆく』(74) を観賞です。

同監督作は劇場は忘れましたが、過去に三作品ほど観たことがあり、兎に角長い。今作も200分弱という。

でもね、この映画祭ポスターにデカデカとあるところの、この劇中のワンショットを目にしたならば(ユーロだったか、フォーラムだったか、どっちかで観たジャック・ロジェのヤツ思い出したけど)、もう長かろうが漏らそうが、観ないわけにはいきませんよね。

劇場までの道のりで、たびたび目にした日本のお嬢ちゃんたちの、お人形のようなウソ臭いメイクとは正反対の(何で皆同じなの?)、飾りっけのない、それでいて本当に魅了満点のマドモワゼル二人。
あー、やっぱ70年代最高だね。冒頭からラストまでやられてもうた。
しばらくは同館に通うことになりそうです。