店主は気まま、客は我がまま。そんな気楽な銀座のBAR。でも、それでいいんじゃないの?

『夕やけ雲』

夕やけ雲は、少年の頃の儚き夢。
うつろい、流れ、やがて現実にのみ込まれていく、、、

本日は神保町シアターで、木下恵介監督による昭和31年松竹作品『夕やけ雲』(56) を観賞。
戦後まもない、誰もが貧乏な中での、さらに貧乏極まりない魚屋一家の物語です。

久しぶりの涙腺崩壊。
このジワーとしみじみと、僕の心を茜色に染めちまった、日本特有の感性、美学よ。

今作には、何かの企画で使われたのか、英語の字幕が付されており。

日本は現在、世界各国からの外国人旅行者で溢れているけど、日本の真髄を知りたいなら、観光地アチコチいくよか、ここらの日本映画を一杯観てね。