店主は気まま、客は我がまま。そんな気楽な銀座のBAR。でも、それでいいんじゃないの?

ラオール・ウォルシュ特集

シネマヴェーラ渋谷で昨日から始まりました昔のハリウッド、ラオール・ウォルシュ監督特集。
これまでの同館での様々な特集で、多々上映されていたんですが、一本も観とらんかった、多分、、、

ということで、本日は、ハンフリー・ボガート主演のフィルム・ノワールもの『脅迫者』(51) と、ガーシュインの名曲が同タイトルの『私の彼氏』(47) を観賞です。

『脅迫者』

小気味いいテンポで、過去に戻ったりしながらバンバンと話は進み、、、
いやー、目が離せない、これは良い。スカッとしたエンディングまで、大満足な一本でした。
ボギーがこんなに格好いいとはね。改めて。

『私の彼氏』

そう、『The Man I Love』。ジャズのスタンダード中のスタンダード。名演多々あり。挙げていったら、きりがないと云うより映画から離れてしまいますので、おいといて。

オープニングのマンハッタンの夜景をバックに、オーケストラ奏でる旋律にうっとりも束の間、物語のスタートはその一角のジャズクラブから。閉店後のアフターアワーズでのジャムセッション。曲は言うまでもありますまい。もちろん。

しびれまくりです。
しびれまくりなのですが、、、物語が進むにつれ、なんだかなー。
ごちゃごちゃのあーだこーだ。

ジャズって言葉には、なんでもありみたいな意味もふくまれているらしい、そうは分かっていても、映画としてはなんだかなー。まあ、一言で言うとツマンナイ。
タイトルからの期待が大きかっただけに。

まあ、それでも、アイマアイマに流れてくるテーマ曲の旋律の美しさよ。
音楽に救われた映画だね。