店主は気まま、客は我がまま。そんな気楽な銀座のBAR。でも、それでいいんじゃないの?

フランス映画特集から『美しき青春』

ワクチンチン、楽チンチン。おまじないの効果もなく、、、しかし、なんとか間に合いました映画には(仕事は一日休んだけど)。
本日は京橋の国立映画アーカイブで開催されています特集「フランス映画を作った女性監督たちー放浪と抵抗の軌跡」に出掛けまして、『美しき青春』(36) を観賞です。

もうね、僕は兎に角、表にデカデカと貼られたポスターにドーンと登場しているところの、このアニエス・ヴァルダの『冬の旅』(85) を観たかった訳ですよ。主演のサンドリーヌ・ボネールと一緒に写ったね。
他の作品は期間中、二回は上映されるのに、これはたった一回だけ。
しかも、仕事で行けねー。もう、ワクチン副反応はツラいよ作戦は使えないし、どうしようもないね。頼むよ、アーカイブよ。

と、気を取り直しまして、本作です。
大学を舞台にした、医学生の女性主人公とその仲間たち、そして教授なんかを交えたいわゆる青春もの(おっ、この彼は、あの天井桟敷のパントマイム君ではないか)。
凄いね、遺体解剖、みんなタバコ咥えながらやってるよ。実験室で今夜のパーティで使う酒を作ってるよ(アルコールはふんだんにある)。
おふざけばかりではありません。そこは青春につきもののあれやこれやも。

あー、こんままフランスだし、悲劇でオワンノカナー、なんて早合点してしまったのですが、なんとなーく希望が持てる結末に、まあ胸を撫で下ろした次第でありまして。
頼むよ、副反応のないワクチンをね。

(あー、青春、、、恋人どおしにしろ、仲間たちとにしろ、野原を駆け回る青春。笑って笑って、、、独り部屋に閉じ籠りギターをポロンポロンやってた僕とは大違いの青春、、、)